いえ、土日は完成させるための最終作業を行いました。土日では終わらず月曜日にまで及びました。
しかし、なぜ完成しなかったのか?
いえ、完成はしました。車体だけは。
ことの経緯をこれからお話しします。
土日月の闘いは、すべてのパーツを組み終わったときに始まったのです。
すべての部品を取り付け終え、私は電源をONにしました。
この時の私は、作業が終わったことの安堵感と達成感で満たされていました。
祝砲を鳴らさんばかりに、使い古された4PKのスロットルトリガーを引いたところ、ガリガリガリガリガリガリ・・・?!OH!NO!!!
ガリガリというすさまじい音ばかりでタイヤはほとんど回っておらず、異様な音とともに発生する激しい振動でリアタイヤが両輪とも外れてしまいました。
まもなく、オーバーヒート保護機能が働きストップ!
これが3日間の闘いの幕開けとなったのです。
どこが悪いんだ?
冷静になればわかることなのですが、このときの私は明らかにパニックってました。
どこから手をつければ良いかわからず、途方に暮れていました。
右往左往しても仕方がないので、とりあえず頭を冷やすために自室から出て、居間でアイスコーヒーを飲み、寝っ転がって少し考えたところ「リアのギアボックス内があやしい・・・のでは・・・」と、ここでようやくフリーズした頭が再起動し、働き始めました。
簡単なことですが、『タイヤが回っていない』→『モーターの動力が伝わっていない』→『動力に一番近いリアのギアボックスがあやしい』ということです。
リアのギアボックスは、今回の改造で最初に手を付けた部分で、ベルト駆動方式に変えています。
ギアボックスを開いて調べてみたのですが、これといった異常はないように思われます。
おかしいな~??
ギアボックスを元に戻し、再度、スロットルトリガーを引いたところ、ガリガリ・・・最初と同じ症状です。
今度は、注意深く駆動状態を観察しました。
ガリガリという音は樹脂同士が擦れるような音であり、ギアボックス内のベルトが空回りしている音である可能性が高い!
先のも述べたとおり、リアのギアボックスは今回の改造で最初に取りかかった箇所です。
改造レベルもそれほど高くない(今も高くないですが)。
再度、ギアボックスを開き、隅々まで注意深く見たところ、ありました。ひじょ~にマズい部分が。
ほんのわずかですが、ギアボックス内のベルトテンションが足りないのです。
至難の業でしたが、ギアボックス内にベルトテンショナーを取り付け、程よいテンションとすることができました。
この他にも、異常が見つかりました。
ギアボックス内の樹脂部分に、ベルトが通った跡がくっきりと残っていたのです。
跡というよりも、ベルトの通り道が摩擦熱で溶けていたのです。
これは、ベルトが樹脂部分と干渉している明らかな証拠でした。
樹脂溶解部分とその周辺を慎重にニッパやカッター、ヤスリなどを使って切除し、ベルトの通り道を確保しました。
その他にも若干の改良を要するところが数箇所あったので、これまでに培った経験と技術を注ぎ込みました。
ギアボックスはこれでOKなのですが、フロントのデフも気になりました。
右側のタイヤを手で回したところ、ほんのわずかですがデフの効きが「少し渋い」のです。
フレームをバラしてフロントデフ部分を見たところ、フロント駆動の通り道の仕上げがすっごい雑だったので、これが原因だと思いました。
雑な仕上げがデフの効きを悪くしていたのです。
ですから、入念に慎重に削り直し、フロントデフの設置環境を改善しました。
再度フロントデフを組み直して動きを確認したところ、明らかにスムーズになっており、改善されていました。
これら以外にも、「あそこもマズイ!」「あれ?こんなことになってる!?」等と、過去の自分がやった負の遺産に気づき、それらの後始末(良く言えば仕上げ)に追われました。
これらすべての作業が終わり、気が付けば月曜日になっていました。
3連休最終日も残りわずか、というところでようやく車体が完成したのです。
次はボディです。
少し前まではボディカラーについて、あれこれと考えていたのですが、もうそんな余裕はなくなってしまい、オーソドックスな「ホワイトとピンクのツートン」に収まりました。
結局、このカラーが一番GOODなのです。
ボディについては、次に機会に詳しく公開します。
とにかく、この3連休は厳しい闘いでした。
本来、娯楽のはずなのに(=_=)
こういう経緯をたどり今日に至っています。
しかし、激闘の甲斐あってマイティフロッグ4WDは完成しました。
作業結果はこちら↓
完成した車体と、塗装だけを済ませたボディ、そして使い古された4PK |
車体だけで少しアップ。コードがごちゃごちゃ。すっきりとまとめないと・・・ |
自作したリアスタビライザーです 自作といっても余った部品の組み合わせです |
スタビライザーの色については、最初はブルーだったのですが、あまりパッとしなかったのでインパクトのあるイエローにしました。
ちなみに、サイドガードは当時物の時代の物です。
なんとなく取り付けてしまいました。
様々な改良の甲斐あって、4WD構造はきちん機能し、4輪すべてがスムーズに動きました。
ベルト特有の駆動音が少ない感じがGOODです。
低速で屋内で動かしたところ、問題はなさそうです。
あとは、高速及びダート走行、ストレート及びコーナー時の性能が問題ですが。
なんとか時間を作って、今週末こそは試験走行をやりたいと思います。
これ、あくまでも予定ですけどね。
では、また。
☆「改造!! マイティフロッグ4WD シーズン1」のラインナップ☆
エピソード1:http://whitepandakun.blogspot.com/2011/07/blog-post.html
エピソード2:http://whitepandakun.blogspot.com/2011/07/blog-post_6462.html
エピソード3:http://whitepandakun.blogspot.com/2011/07/blog-post_31.html
エピソード4:http://whitepandakun.blogspot.com/2011/07/blog-post_5420.html
エピソード5:http://whitepandakun.blogspot.com/2011/08/blog-post.html
エピソード6:http://whitepandakun.blogspot.com/2011/08/blog-post_07.html
エピソード7:http://whitepandakun.blogspot.com/2011/08/blog-post_08.html
エピソード8:http://whitepandakun.blogspot.com/2011/08/blog-post_14.html
エピソード3:http://whitepandakun.blogspot.com/2011/07/blog-post_31.html
エピソード4:http://whitepandakun.blogspot.com/2011/07/blog-post_5420.html
エピソード5:http://whitepandakun.blogspot.com/2011/08/blog-post.html
エピソード6:http://whitepandakun.blogspot.com/2011/08/blog-post_07.html
エピソード7:http://whitepandakun.blogspot.com/2011/08/blog-post_08.html
エピソード8:http://whitepandakun.blogspot.com/2011/08/blog-post_14.html
エピソード11:http://whitepandakun.blogspot.com/2011/09/11.html
エピソード13:http://whitepandakun.blogspot.com/2011/09/13.html
番外編(残念モードです):http://whitepandakun.blogspot.com/2011/09/blog-post.html
エピソード14:http://whitepandakun.blogspot.com/2011/10/14.html
番外編(残念モードです):http://whitepandakun.blogspot.com/2011/09/blog-post.html
エピソード14:http://whitepandakun.blogspot.com/2011/10/14.html
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